東北大学先端量子ビーム科学研究センターは加速器核物理研究部・応用核物理学研究部・核薬学研究部・核医学研究部・放射線管理研究部の5つの研究部があります。また、令和5年度より糖尿病制御学寄附研究部門が加わりました。
センターの基幹装備である2台のサイクロトロン(大型サイクロトロンとRI製造用小型サイクロトロン)の開発と、加速器の管理運転の責任部門として、共同利用の根幹業務を務めています。
大型サイクロトロンから得られる荷電粒子ビームを用いて、がんへ線量集中ができる粒子線治療と、細胞選択的ながん治療を可能とするホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の研究を行っています。
サイクロトロンを用いて放射性核種を製造し、 そのライフサイエンス分野での利用に関する基礎的・応用的研究を行っています。
センターの医学部門として、おもにポジトロン断層法(PET:positron emission tomography)を用いた臨床研究を推進しています。
放射線と物質との相互作用を物理・化学的側面から精査する研究を基礎とし「放射線科学を通じて、人々の健康と、安心で安全な社会づくりに貢献する」ことを目指し研究しています。