編  集  後  記

昨年の白川英樹博士のノーベル化学賞受賞に引き続き,本年度は野依良治博士がノーベル化学賞を受賞されました。ノーベル賞というと,なんとなく日本人には縁遠い感じがしていましたが,これからはますます日本人の受賞者も増えていくことでしょう。日々,センターで行なわれている研究の中からも,近い将来世界を驚かせるような成果が出てくるかも知れません。
 今年はこんな明るいニュースがあったと思えば,先日残念なニュースも飛び込んできました。日本が世界に誇るニュートリノ検出器である「スーパーカミオカンデ」が,光電子増倍管の大量破損事故の影響で当分の間実験中断を余儀なくされてしまいました。「ニュートリノの質量は存在するか?」という大問題の答えは,実験再開後のお楽しみとなってしまいました。個人的には質量があった方がいろいろ面白いと思っていますが,実際はどうなのでしょうか。一日も早い復旧が望まれています。

(M.F記)