新しい機器の紹介

放射線標準照射装置の利用について

サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター  山寺 亮

1. はじめに
 CYRICセンターニュースNo.30 p.17に紹介した「γ線の放射線標準照射装置」が使えるようになりましたので,サーベイメータや個人被曝線量計の校正にご利用下さい。

2. 装置の概要
 密封線源4個を内蔵し,遠隔操作で線源を出し入れできるガンマ線照射装置と標準電離箱とからなる標準照射装置一式で,RI棟のホットラボに置かれています。
 線源は60Co,1.48 GBq,185 MBqと,137Cs,3.7 GBq,111 MBqの4線源で,遠隔操作でホットラボの中央部に引き出され,4π方向に照射ができます。線源格納容器は鉛の厚さで10 cm以上あり,60Coのγ線を1/250に遮蔽する能力があります。照射線量は高精度線量計RAMTEC1000(A6型検出器,容積80 cc)で校正します。この線量計は放射線計測協会で校正した2次基準測定器であり,これと比較測定した測定器は実用基準測定器に当たります。校正範囲は60Co線源を使用した時には6 μSv/h〜1.8 mSv/h,137Cs線源の場合には,1.2 μSv/h〜1.4 mSv/hです。
 サーベイメータは1回の照射で1台,ドーズミニは10台まで可能です。他のタイプの個人線量計は現在照射架台が用意されていないので,どうするかは現場で考えます。

3. 装置使用の条件
 装置の運転もやっていただきますので,原則としてCYRICの有資格者になっていることが必要です。ただし,有資格者でなくても測定器の台数が少なく校正の時期を選ばない場合には,当方でまとめて校正することも考えています。相談に応じますのでご連絡下さい。

4. 校正実験日
 原則としてホットラボは毎週火曜日と木曜日はサイクロトロンの共同利用のため使えませんので,それ以外の日になります。

5. 連絡先
 校正を行う測定器の型番と台数,校正希望日,有資格者かどうか等を書いて,FaxまたはE-mailで下記の連絡先までお願いします。
 東北大学サイクロトロン・RIセンター,放射線管理研究部,山寺 亮
 Fax. 217-7809
 E-mail:yamadera@cyric.tohoku.ac.jp