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HM12 サイクロトロン

HM12型サイクロトロン全景図

HM12サイクロトロンは、放射性薬剤の合成に用いられる小型サイクロトロンです。

加速可能なイオンは負の水素イオンならびに負の重水素イオンで、中心部に置かれたイオン源から供給されます。加速されたこれらの負イオンは、炭素薄膜を通過することによって電子を剥ぎ取られて陽子/重陽子に変換された後、ターゲット照射ポートへと輸送され、表1に示すポジトロン放出核種を生産して、放射性薬剤の合成に利用されます。


表1.HM12サイクロトロンで製造される核医学診断用ポジトロン放出核種

核種 半減期 核反応 加速ビーム
(エネルギー)
化学形 ターゲット
11C 20.4分 14N(p,a)11C 陽子(12MeV) 11CO2 14N2 + O2 (0.2%)
15O 2.04分 14N(d,n)15O 重陽子(6MeV) 15O2 14N2 + O2 (0.2%)
C15O2 14N2 + CO2 (0.2%)
18F 109.8分 18O(p,n)18F 陽子(12MeV) 18F H218O