HOME > センター紹介 > センター長の挨拶

 

センター長の挨拶

本センターは、1979年の創立以来、学内外の皆々様のご協力ご支援を賜わり、サイクロトロン並びにラジオアイソトープ(RI)の多目的利用と、全学の放射線並びにRIの安全取扱に関する訓練の役割を果たすことが出来たことに、厚く御礼申し上げます。

本センターにおける"サイクロトロン並びにRIの多目的利用"は自然発生的に多くの学際研究または異分野が融合された研究を産みだし、センターの各研究部はその中心的役割を果たし同時に研究環境の整備に努力して萌芽的研究を支え、東北大学における学際的研究教育の進展の一翼を担ってきたものと自負しています。センターの加速器研究部、測定器研究部、核薬学研究部、サイクロトロン核医学研究部並びに放射線管理研究部が一丸となってユーザー支援を行いながら、理学研究科、薬学研究科、医学系研究科、工学研究科、医工学研究科の協力講座を形成し学生・大学院生の教育研究に直接携わり5研究部が独自の研究分野で第一線の研究成果をあげ、これまでに論文や国際会議開催などで高い学術的評価も受けて参りました。

2010年には、青森県六ヶ所村にセンターの分室が新たに設置され、原子燃料サイクルから排出される高レベル放射性廃棄物からの放射性同位元素を有効利用しようとする新原子力利用の研究も開始されることになりました。同分室には、核燃料科学研究部、放射線高度利用研究部が設置され、新原子力利用の研究が強力に推進されております。また国家プロジェクトのひとつである分子イメージングに関しても放射線医学総合研究所との強力な連携により、日本国内における中心的な拠点として高く評価されています。

本センターは、加速器からの粒子ビームおよび放射性同位元素を用いた教育研究の最高の場を学内の教員および学生に提供することを使命としています。このため、この分野で使用される装置の高性能化への努力を常に行っております。実際、センターのAVFサイクロトロンからの粒子ビーム、放射線計測、PET機器開発、RI標識合成開発、分子イメージング創薬は世界最高水準のものとなっており、これらの最先端技術を用いて優れた研究成果が上がっております。今後も、共同利用者とセンター職員の奮起を期待し、関係各位のご支援ご鞭撻を切にお願いする次第です。

センター長  谷内一彦(やないかずひこ)